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かけてんの部屋


[273] 孤独の世界
詩人:かけてん [投票][得票][編集]

孤独のひとひらやるせない心
泣くのも嫌で
所詮は自分が孤独な事に気づく

いくら考えたって
伝わらない
涙に意味なんてない

ただなんか
自分を自分が納得しないし誇りも持てない

どんなにどんだけ見栄をはったって
所詮は孤独

どんなにどんだけあの時から見た成功を掴んだところで
その先が見えるだけ
また押しつぶされるだけ

いつまでも変わらない自分を表わそうとしていたけど
自然になろうとすればするほど自然から遠ざかる


いつからこうなったか
気付けば変わっていた自分
気付けば愛しい過去の自分

目に光りを宿したくて
だから頑張りたいんだけど
弱い心が顔を出して
強がれば強がるほど鮮明に照らされて
それでも僕は強がって気付けば劣等感

よく考えれば
そこまで大きな問題じゃないから
自分の弱さを知る

暇もなくなるほど頑張る人がいるなか僕は
自分のなかにこもって情けなく悩んで
涙なんかだしそうになって

大切な人を失ったわけじゃない
自分の好きな事が出来なくなったわけじゃない
失恋したわけでもないし
だけど悲しいんだ
いくら信じたって
ダメな事もある
いくら思いが真実でも信じてもらえない事もある
どんだけ的確な考えがあったて強さがなきゃ意味もない

所詮は孤独で
所詮は誰もかものせいにして
所詮は裏切られるのも自分がいけないし
所詮は僕はただの
ただの

ただの自分かってな独りよがり
みんなごめん
みんなみんなごめん
だけどきっとこれも独りよがり
所詮は孤独
どんだけ友達がいたって所詮は孤独


だから僕はいつか輝く

一人孤独の中で

一人きっと泣く事も当たり前になって

一人

きっと愛を考え


孤独の中一人輝いて死んでいく

2009/09/04 (Fri)

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