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かけてんの部屋


[326] 確かに僕らはそこにいた
詩人:かけてん [投票][編集]

歩いてた
僕がかつて歩いてた場所

立っていた場所

そんな場所にはいまや誰もいないかもしれない

確かに僕はそこにいた
そこで笑った
楽しく遊んだ


にぎやかな場所は
今や誰もいないかもしれない


それでも時間は進んでいく


僕らは消えていった
僕らはもうもどれない






授業を受けていた
僕がかつていた教室


座っていた席

そんな教室にはかつての友達は誰もいない

確かに僕らはそこにいた
そこで笑った
楽しく遊んだ


にぎやかだった教室には
今や僕らは一人もいない


つまり時間は進んでいく


僕らは消えていった
僕らはもうもどれない





なにか虚しい
少年時代は短い


なぜか会いたい君に


また笑いたい
またあの教室で


あの日々はもうない



それでも確かに僕らはそこにいた
そこで笑った
そこで遊んだ



君は今どうしてる?
僕は今君を思っている







今や僕らの誰もがあの教室にはいない

それでも確かに僕らは同じ教室で
一緒に笑って
一緒に時を過ごしたんだ


2010/02/20 (Sat)

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