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かけてんの部屋


[391] 恋、悲、
詩人:かけてん [投票][得票][編集]

砂を撫でた指先に
そっと舞い降りてく綺麗なかけら
まるで子供のように
あなたは笑っている
好きといえない現状を知った僕は
僕には
ただ思う事しかできない


恋、悲、
あなたの奥には誰がいるだろう
あなたの目にはどううつっていただろう


さがせないあなたを

とうに知っていた

みずのように綺麗に流れるあなたを
知っていた








恋、悲、
とどける事もできない







恋、悲、
僕には愛がない
君にはあるのかな






ひとつ
君にひとつ

届いてほしい
声のない恋美を



2011/06/04 (Sat)

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