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かけてんの部屋


[64] 彼らと僕ら
詩人:かけてん [投票][編集]

戦争があったせいで余りに苦しい生活をおくっている彼らは

余りに贅沢な暮らしをする僕たちを清くて透き通った目で見てくる

その眼差しはとても僕らじゃかなわない強さがあった

僕らは貧乏人でも、必死で働く彼らに比べれば裕福
僕らは裕福で彼らは貧しい

だけど僕らの目は彼らのような輝きはない

夢なんて叶うはずがない彼ら

それでも彼らの目は輝いている

彼らの心は余りに豊かで
僕らの心は余りに貧しい
恵まれたはずの僕らの心は、余りにみじめで、生きるので精一杯な彼らの心には足元にも及ばない


2009/01/20 (Tue)

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