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スリーピーな奴の部屋


[3] 止まらない定め
詩人:スリーピーな奴 [投票][編集]

抱きしめてはなさないよ

終わるまできみは
最高の果実

こわれるくらいに抱きしめる
欲望が完全にきみのなかへ弾けて出ていくまで

妖艶さがいけない
その声がいけない
肌の弾力がいけない

揺らして揺らして
けして止めないよ
最高のひととき

最後のそのときまで
きみがぼくの一番大切なもの


手がはなれたとき
欲望は消えて
妖艶な天使もいなくなるんだ


それを知ってても
止められないよ
止まらないよ
きみがあまりにぼくを惑わすから
ぼくがあまりに快楽を知りすぎたから

2014/07/14 (Mon)

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