おやすみ今日の俺 おやすみ今日の世界 また明日 また明日 おやすみ今の自分 おやすみ今の世界 また明日 また明日 今から数時間、自分から、世界から、遠い場所へ そう、息を吐いて そう、目を閉じて 最高の安らぎへ

ふと目が覚めた朝 変わらない朝日が また僕を苦しめた 遠くから呼ぶ声も 耳を撫でる程度 僕の側すり抜けた ふと目が覚めた夜 変わらない夜空が また僕を迷わせた 星が輝いても カーテンを開けるだけ 僕の上通り越す そう、何も変わらないまま 流されて 流されて 今、流されて

僕が最後に言う言葉って何だろう 生きていてよかった 生まれてきてよかった 悔いのない人生だった 素晴らしい人生だった
あっ、事故死なら、なんも言えずに終わるんだ あっ、違うな。 「うわぁ〜」とかかな。 まっ、どちらにしても人生はどうなるか分からないから、日々言葉を残さないように すべてを言えるような 正直に なかなか上手くいかないけど 最後に言う言葉もないくらい言葉をたくさん繋げていこう

例えば俺が、つまらない事で人生を棒に振ってしまったとしたら
君はすぐさま、俺の手を取って人生の素晴らしさを伝えてほしい

例えば俺が、くだらない事で誰かを憎んでしまうとしたら
君はすぐさま、俺の手に触れて、人の優しさを感じさせてほしい

例えば君が、不甲斐ない事で自信をなくしてしまったとしたら
俺はすぐさま、君の隣で、弾けないピアノを弾いてあげるよ

例えば君が、想像もしなかった事で、嘆き悲しんでしまったら
俺はすぐさま、君の隣で落ちていく涙をすべて拭ってあげるよ


俺達は、
私達は、
我々は、
生けるすべてを感じとって
生けるすべてを守っていく

だから、
みんなはどこにも行かずに
みんなの側にいるんだよ