詩人:ゴーシュ | [投票][編集] |
おまえに 憧れるようになったのは
確か あの雨の日からだ
ひとりで雨が上がるのを待っていた 大きな葉の下で
少し濡れたその羽が 美しかった
おれは ただ 見てるだけ
その日からおれは 空を見上げるようになった
美しいおまえの羽を探すようになった
誰のものとも違う輝き
見つければ嬉しくて
おれもあんな風に飛べたらいいのに
背中に背負った7つの星が重くて 優雅には
おまえのようには 飛べないのだよ
おれの背中の赤は 血の赤
おまえの羽の青は 何の青?
赤と青の原色じゃ
目がおかしくなりそうだから
狂ってしまいそうになるから
おれを避けるのかい
朧月 雨の音 止めど流れる涙に紛れて
羽の輝きは
永遠になる