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タッシーの部屋  〜 投稿順表示 〜


[1] 愛鍵
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力無き今は

やがて去り逝く

いつの日か僕は

力溢れる日々を送ろう


たくさんの夢を心に描いて

未来への扉の鍵にするよ

その扉の向こうには

僕の描く夢がある

大丈夫

扉を開ける時は

僕が無力じゃない時

たくさんの夢が

僕を動かしてくれる

今付きまとう劣等感も

そのうち消えることだろう


僕の夢

少しずつだけど

未来の鍵に合ってきている

早く開けたい

待ちきれない

早く

早く

もっと早く

2005/04/22 (Fri)

[2] 切なさを殺せない
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一人の夜は

どうしようもなく切なさを感じるね

切なさの欠片を集めて

君への愛を形採ろう

切なさが募れば募るほど

愛は風船のように膨らんでゆく

切なくなければ

そこに愛はないものと

まるで叫んでいるかのよう…

切なさから創られる愛は

今も君だけのものだよ


ああ…

君を夜から連れ出したい

その位切なさに酔いしれている

2005/04/22 (Fri)

[3] 階段
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もう どの位昇り詰めたのだろう

まだ階段は続いている

思い切り背伸びして

遙か彼方を見上げる

段は精密に連なっていた

後ろを振り返れば

眺めは悪くない

一歩踏み出し

一つ高度を上げた

また一歩踏み出し

振り返る景色を見た

踏み出す毎に

確実にゴールに迫る自分

まだ行ける


あと どの位昇り詰めるのだろう

だいぶ体もついてきた

上へ

もっと上へ

堪え忍ぶ心身共は

最後まで持続できる

この連なる段々を昇りきり

今は待つ貴方のもとへ

必ずたどり着いてやろう

2005/04/23 (Sat)

[4] ギュッとして…
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何気ないことばや仕草で

君を傷つけてしまった

君がそんなに強くないこと

僕は十分解ってるつもりだったけど

つまらない意地を張ってしまう

プライド…

そんなもの必要ないんだよね

よく分かったんだ

ありのままの気持ちをぶつける大切さを…


でも時には

思い通りにいかないときもある

そんな時は君を抱き締めて

きつくギュッとして

すべて解決させていこう

ギュッとして

心の全てまでも裸にして

君を温もりで包みたい…

2005/06/03 (Fri)

[5] きみのかおり
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きみに渡してたモノ

先日受け取りました

渡す前と何も変わらず

いつもどおり

僕の隣に位置取っています

いつもどおり

抱き締めてみたら

いつもと違いました

思わず目を閉じて

まぶたにきみが映りました

きみのかおり

カタチのないきみの一部を

僕は今抱き締めています

このかおりも

いつかは消えてしまうでしょう

それでもかまわない

消えたそのかおりは

必ずきみに宿るモノ

今度はきみを

抱き締めに行きます

2005/06/04 (Sat)

[6] 静寂の夜
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眠れない夜は

取り合えず傍におくよ

もう鳴らないのは承知のうえ

もしかしたら…なんて

今夜に限ってあるわけないね

それでも

ギュッと握り締める

力の限り

願い続ける

愛のテレパシー

そっと…

夢の中まで…

・・・・

・・・・

・・・・

着信ナシ…

「また今夜ね!

 しっかり頑張るよ!」

そのことばの向こうには

君がいるつもりです

2005/06/08 (Wed)

[7] キッスを君に…
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愛しさの全てを

この大きな唇に貯えて

君にキッスを送りたい

大きくて広い唇だから

たくさん愛を含ませて

何度でも投げキッス

そのひとつでも届くなら

僕の愛を感じてくれるかな…

この愛しさに気付いてくれるかな…

誰かの振りして送ってみても

君はきっと誰だか分かる

もっともっと愛をこめて

たくさん飛び立たせよう

夜風に乗って

月に反射して

君のところに…

君のやわらかい唇に

僕の投げキッス

重なってゆけ

2005/06/09 (Thu)

[8] 
詩人:タッシー [投票][編集]

声を聞きたかった
ただそれだけでもよかった

君が愛しくて
頬を伝うモノは何だろう
怪我してなんかいない
どこも痛くない
何が流れているんだろう
君に愛されて幸せいっぱいなのに
何が溢れていくのだろう
何が零れているのだろう
ただ君に逢いたいだけなのに
何が視界を塞ぐのだろう
何が見えなくするのだろう
何もかもぼやけて見えるのは何故だろう

君の声を聞いて
答えが出るような気がした
死ぬほど恋しいのに
その滴り落ちるモノ
両手で受け止めて
それでも落ちるモノ

別に 悲しいわけじゃない…

2005/06/12 (Sun)

[9] 進化の恩恵
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一人の頃
木枯らしの吹く夜の道で僕はふと思った
人は進化してよかったって
四本足で歩いていたら
こうしてポケットに手を突っ込んでいられない

二人になって
僕はつくづく思った
人は進化してよかった
本当によかったって
いつまでも
いつまでも
君と手をつないて歩けるから…

いずれ僕は
また寒い冬に向かいうつ
でも僕は
もうポケットに手を突っ込むことも無い
君と手をつないで歩いて行くんだ
それだけで僕は
心の奥まで暖められるから
そう…
君の手を握り締めることで
君を包める気がするから…

2005/06/13 (Mon)

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