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タッシーの部屋


[9] 進化の恩恵
詩人:タッシー [投票][編集]

一人の頃
木枯らしの吹く夜の道で僕はふと思った
人は進化してよかったって
四本足で歩いていたら
こうしてポケットに手を突っ込んでいられない

二人になって
僕はつくづく思った
人は進化してよかった
本当によかったって
いつまでも
いつまでも
君と手をつないて歩けるから…

いずれ僕は
また寒い冬に向かいうつ
でも僕は
もうポケットに手を突っ込むことも無い
君と手をつないで歩いて行くんだ
それだけで僕は
心の奥まで暖められるから
そう…
君の手を握り締めることで
君を包める気がするから…

2005/06/13 (Mon)

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