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絶対零度の部屋


[132] 言葉の欠片は夜の方が紡ぎやすい
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たとえば死にたい夜を
千日過ごしたとしても
あまりにも変わらない

私は秋をこうして
過ごしてきた
止めらない淋しさも
枯れすぎた涙腺も
すべてひっくるめて
この部屋に来た時と
何もかわらなかった

捨てたものは
あまりにも多かった
比べ、得たものは
何もないと思う、

ただ淋しい
秋の夜更けは眠りと共に
終わる

2008/10/19 (Sun)

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