ホーム > 詩人の部屋 > 絶対零度の部屋 > マイナスの感情で幸せを望む。

絶対零度の部屋


[138] マイナスの感情で幸せを望む。
詩人:絶対零度 [投票][編集]


マイナスの感情を
私を殺す勢いで叩きつけた
意味の無い真っ赤な血は
まるで、ただっこのような
我儘だ。

マイナスの感情で
斜めに世の中を見ている
生きない死ねない生物が
それは、苦し紛れの
逃避行だ。

愛なんか無い、
でも愛が欲しいよ
できないなら殺してよ
壊してよ、殺してよ
私を否定して、でも認めて

だから何もいらない
ありふれた幸せが、
とても、高望み。

2008/11/11 (Tue)

前頁] [絶対零度の部屋] [次頁

- 詩人の部屋 -