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いもけんぴ佐藤ロビンソンの部屋


[9] ぺんぎん
詩人:いもけんぴ佐藤ロビンソン [投票][得票][編集]





僕の持っている小さな羽では
この大空を泳ぐことはできない

けれど
悲しみの海に溺れた君を探し出して
自慢の背中に
乗せてあげることはできるよ

押し寄せる涙も
凍えるように冷たい孤独も
何度だってふたりで越えよう
君が僕を支えてくれるから
僕は君の盾になって
いつかどんな大空よりも
素晴らしい景色を君に見せてあげる


それは、誰もたどり着けないような
この世界の奥深く
まだ眠ったままの僕らだけの王国
もうひとつの地球




2010/10/19 (Tue)

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