詩人:育夢 | [投票][得票][編集] |
君がこの世を去って もうすぐ四年になりますね 四年前君と出逢い 結婚しましたね 出逢いから別れの日までの日々は9ヶ月しかなかったね あまりにも短過ぎました 君は最期の時まで生きようと頑張り力尽き 旅立ちましたね 私が君の余命宣告を受け冬は越せないでしよと言われた日 地獄に突き落とされたように思いました 君にどんな顔をすればいいのか悩み苦しみました 君の前ではいつも笑顔でいました 君がつかの間の眠りに付いた瞬間とめどなく涙が流れ落ち喫煙室で煙草に火を付け気持ちを切りかえていました 梅の花が見れないと言われていた君と梅の花を見る事ができ 奇跡が起こるんじゃないかと期待すらしました 余命宣告を受けた 四ヶ月後君は旅立ちました 君が旅立った日 あの日はとても穏やかで風がきもちよく桜が散り始めていましたね 君は散り行く桜と共に旅立って逝きました 君の最期の顔はとても穏やかで痛みから解放された優しい顔に戻っていましたね 星と夜の海が好きだった君だから きっと夜の海を照らす星になったと信じています 君が旅立って四年 君の事をどうしても書けなかった ようやく君に詩を書く事が出来るようになりました 君が私に詩を書いて欲しいと言っているような気がしたから