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Tetsuakiの部屋  〜 投稿順表示 〜


[1] †愛することU†
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愛すること

誰かの…でかいクッションになれること

優しさで包み込んで

苦しいって思うぐらい…きつく

抱き締めれること

溜まった毒を…全部吐き出させて

安らぎを…口から吹き込めること

常に幸福感で満たしてあげたいと思い

笑顔を見て…自分も幸せであると思えること

2003/09/19 (Fri)

[2] † プログラム †
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何か・・とてつもなく強大な
黒い影に支配されてるような気がする

さっき扉を殴ったのも
今・・雨降るベランダに立ちすくんでいるのも
予め設定されたことのような気がして

カーテンを引き裂いて
本棚に並べられた本全てに火を点けて
テレビは窓の外へ投げ捨ててしまおう

これも・・
既にプログラミングされたことだとすれば

僕はこの手にハサミを取って
喉元めがけて突き刺すだろう

これで・・
「僕」というプログラムに終止符が打てるのなら

2003/09/20 (Sat)

[3] † 大丈夫 †
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”大丈夫だよ”
独り瞼を閉じると再生される

”大丈夫だよ”
アスファルトを叩く雨粒・・月の見えない夜

”大丈夫だよ”
怖くて泣き出しそうな僕にキミが言った

”大丈夫だよ”
もう聞くことのない声が繰り返す

”大丈夫だよ”
大丈夫・・だから

もう大丈夫だから・・笑顔を見せて

2003/09/21 (Sun)

[4] † 世界が終わる前に †
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いつかは僕が死んで
キミも死んで
そのうち僕らを知る人も皆死んでしまう

そしたら
地球上に僕らを知る人なんて居なくなる

それでも
太陽は明日を告げに昇るだろう

それでも
月は今日の終わりを告げに輝くだろう

そんな儚い世界だから
キミと居る時だけは幸せで居たい

壊れ逝く夢だから
キミを僕のものだけにしたい

2003/09/23 (Tue)

[5] † 表裏 †
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いつか空を飛びたいなんて思って
鳥のように自由な翼が欲しいと願った
翼を休める枝が無ければ
自由とは言えないと悟った

いつか海深くを泳ぎたいなんて思って
魚のように自由な鰭が欲しいと願った
光が届く岩陰が無ければ
自由とは言えないと悟った

いつかこんなつまらない世界から抜け出したいなんて思って
キミといつまでも幸せに暮らしたいと願った
逆にキミの幸せを考えたら
幸せとは言えないと悟った

2003/09/25 (Thu)

[6] † キミという存在 †
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いつからか
目に映るものが醜く汚れて見えて

いつからか
「自分」をどこか遠くに置き忘れて来たような気がして

いつからか
嘘で固められたこの世界が
音も無く崩れ去ってしまえば良いと考え始めて

いつからか
・・これは最近かもしれない

キミが触れたもの全てが美しく見えて
キミと居る僕が「僕」であると思えて
この時ばかりは時が止まってしまえば良いと感じた

2003/09/26 (Fri)

[7] † 秋の思い出 †
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今宵の虫の音は・・とても優しく聴こえてきます
夜風は冷たいのに・・どこか温かく感じます

”また来ようね”
枯れたリンドウを眺めながらキミが言った

夕焼けが綺麗な帰り道
ススキが朱色に揺れていた

”私たちも植物みたいだったら良かったのにね”
足を止めたキミが僕に振り返った

枯れたらまた元の場所で花を咲かせることができる
隣並んで咲けたなら・・また次も隣に居られると

”私ね・・死んでもまた私に生まれたいな”

同じ陽の光を浴びて綺麗な花を咲かせたい
他の誰でもない・・キミに届け

2003/09/26 (Fri)

[8] † 消えかけていくもの †
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どういう訳だか
キミの声が無上に今聞きたい

離れてからどれだけ経ったのか
今は向けられた言葉すら曖昧で
このまま時間が経てば忘れてしまいそうで

声も忘れてしまって
キミのことも・・

忘れたくないから
目をきつく閉じる

小さな星が見えるまできつく
一番光っている星をキミだと思って

2003/09/28 (Sun)

[9] † 最期には †
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大雨叩き付ける月曜日
悪夢に魘される火曜日
風吹き荒れる水曜日
雷落ちる木曜日
大地割れる金曜日
黒雪降り注ぐ土曜日
火炎に包まれる日曜日

例えば・・今日世界が終わるとしたら
世界はどのように終わり逝くのでしょうか
何人が悲鳴を上げ何人が狂い暴れるのでしょうか

それでも・・僕にはそんな事はどうでもいい事なんです

永久の眠りに就くのならば
この腕にあなたを抱いて
又は・・あなたの腕に抱かれていたい

最期には良い夢が見られるように

2003/10/01 (Wed)

[10] † サヨウナラの唄 †
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忘れゆくキミへの最期の詩
キミのために歌います
腐り出した記憶が完全に消えてしまわないうちに

何も持たない僕に愛を運んでくれた
翼の見えない小さな天使
2人でハート型のオルゴールに酔い痴れて
そのうちキミは飛び立ってしまった
風が夏の始まりを告げると共に

また何もない僕になった自分
キミの声も髪の匂いも顔の形も忘れてしまうから

”愛する人よ この想いと共に 今、サヨウナラ”

星の見えない夜空に祈りを贈るキミへのプレゼント

2003/10/02 (Thu)

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