詩人:紅ノ雲 | [投票][編集] |
少年は知ってる
本当の空の色を
少年は感じてる
渦巻く闇の力を
少年は笑ってる
自分の無力さを
少年は怯えてる
闇で笑う悪魔に
少年は泣いてる
屈折した一本道で
少年には見えている
死にゆく自分の姿が
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もしもまた君と出会うことがあったとしても、僕は笑顔をつくって何も言わないだろう。
君は、
いつも僕より大人で、
いつも僕の味方だった。
あの頃よく聞いていた歌を無意識に口ずさんだとき、君がそばにいる気がした。
今でも君は、僕の中に住んでるんだ。
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あなたの優しさが好きです
きっとあなたは、優しくなんかないと言うでしょう
それでも、あなたの優しさが僕の心を癒すのは事実です
テンパって振り向いたらあなたがいる
あなたの存在が僕にとっては優しさなのです
詩人:紅ノ雲 | [投票][編集] |
誰も助けてはくれない
逃げ場のない枠のなかで
苦しさ怖さに負けそうな
弱い自分と向かい合う
怖いのは強烈なハイキックよりも
ひるむことを知らない相手の目
その目が弱い自分を写して体力を吸い取っていく
しかしそれは相手も同じこと
こっちの味方は
脳内ではじけるアドレナリン
あり得ないハイテンションを隠し持って
吐く息とともに敵を倒す
数年前はちゃんと戦えてたのに、
今では、戦う前から試合放棄。
弱い自分を、自分で甘やかしてる。
まだ戦えるはず。
いや、戦わなくちゃいけない。
自分の中の弱い自分と。
戦いはまだ終わってない
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こんこんと
透明な悲しみが湧く泉
それは君を冷やす
どす黒い絶望を一滴たらせば
赤黒いマグマが爆発する
それは君の叫び
しゃーない しゃーない
おじいちゃんは
天国を見ながらつぶやく
絶望、底なしの絶望は
白く燃える太陽に焼かれて
黒い花が咲きました
でも 連れていかれるよりは どこでもない場所に 時間もない 死もない 次元と次元の狭間 虚無の空間に引きづり込まれるよりはマシ
悲しみの泉に体温を捧げよう
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海の中に沈んで生きる魚
海面に浮かぶ泡
空気中に沈んで生きる人
大気層に浮かぶ雲
宇宙に沈んで生きる地球(ほし)
空間の歪み上を漂う宇宙麈
きっと、
ブラックホールの中に沈んで生きる宇宙
どれだけ高くジャンプしても、
天井に頭をぶつけることはなさそうだ
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君がかんじるきみ自身
心についた影のしみ
うつむいて泣いている
僕がかんじるきみ自身
影の正体は白い雲
まぶしいくらいに輝いてる
はっきりと白く
立体的に輝いている