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紅ノ雲の部屋  〜 投稿順表示 〜


[1] しずく
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まんまる水滴に飲み込まれた
 
目のなか鼻のなか耳のなか肺のなか胃のなか頭のなか
 
まんまるお月様は笑ってみてる
 
風が吹き抜けた

2007/10/20 (Sat)

[2] 少年
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少年は知ってる
本当の空の色を
 
少年は感じてる
渦巻く闇の力を 
 
少年は笑ってる
自分の無力さを
 
少年は怯えてる
闇で笑う悪魔に
 
少年は泣いてる
屈折した一本道で 
 
少年には見えている 
死にゆく自分の姿が

2007/11/05 (Mon)

[3] 何にもない
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何にもない
あー
何にもない
 
空っぽの僕は
人を愛せない愛されない
 
君の体のなかの熱は
僕の心臓を握り締めたまま 
君は向こうの空の下

2007/10/21 (Sun)

[4] もしも
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もしもまた君と出会うことがあったとしても、僕は笑顔をつくって何も言わないだろう。 
 
君は、
いつも僕より大人で、
いつも僕の味方だった。  
あの頃よく聞いていた歌を無意識に口ずさんだとき、君がそばにいる気がした。 
今でも君は、僕の中に住んでるんだ。

2007/10/21 (Sun)

[5] 優しいあなた
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あなたの優しさが好きです 
 
きっとあなたは、優しくなんかないと言うでしょう
 
 
それでも、あなたの優しさが僕の心を癒すのは事実です
 
 
 
テンパって振り向いたらあなたがいる
 
 
 
 
あなたの存在が僕にとっては優しさなのです

2007/10/22 (Mon)

[9] ファイティングポーズ
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誰も助けてはくれない
 
逃げ場のない枠のなかで
 
苦しさ怖さに負けそうな
弱い自分と向かい合う 
 
怖いのは強烈なハイキックよりも
ひるむことを知らない相手の目 
 
その目が弱い自分を写して体力を吸い取っていく 
 
しかしそれは相手も同じこと 
 
こっちの味方は
脳内ではじけるアドレナリン
 
あり得ないハイテンションを隠し持って
 
吐く息とともに敵を倒す
 
 
 
数年前はちゃんと戦えてたのに、
今では、戦う前から試合放棄。 
 
弱い自分を、自分で甘やかしてる。
 
まだ戦えるはず。 
いや、戦わなくちゃいけない。 
 
自分の中の弱い自分と。
 
戦いはまだ終わってない

2007/11/09 (Fri)

[10] 屁でもない
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僕達が生活してる宇宙空間の歪みに比べたら 
 
 
僕や君の心の歪みなんか
屁でもない
 
まっ、屁理屈だけどね

2007/10/25 (Thu)

[11] 悲しみの泉
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こんこんと
透明な悲しみが湧く泉
それは君を冷やす
どす黒い絶望を一滴たらせば
赤黒いマグマが爆発する
それは君の叫び
 しゃーない しゃーない
 おじいちゃんは
 天国を見ながらつぶやく
 
絶望、底なしの絶望は
白く燃える太陽に焼かれて
黒い花が咲きました
  でも  連れていかれるよりは  どこでもない場所に  時間もない  死もない  次元と次元の狭間  虚無の空間に引きづり込まれるよりはマシ
 
悲しみの泉に体温を捧げよう

2007/11/09 (Fri)

[13] in
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海の中に沈んで生きる魚
海面に浮かぶ泡
 
空気中に沈んで生きる人
大気層に浮かぶ雲
 
宇宙に沈んで生きる地球(ほし)
空間の歪み上を漂う宇宙麈 
きっと、
ブラックホールの中に沈んで生きる宇宙
 
どれだけ高くジャンプしても、
天井に頭をぶつけることはなさそうだ

2007/11/09 (Fri)

[14] 
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君がかんじるきみ自身
心についた影のしみ
うつむいて泣いている
 
僕がかんじるきみ自身
影の正体は白い雲
まぶしいくらいに輝いてる 
はっきりと白く
立体的に輝いている

2007/11/08 (Thu)
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