| 詩人:紅ノ雲 | [投票][編集] | 
君の瞳からこぼれる涙は
 
蒸発して空気中に散り
 
風に乗って広がり
 
遥か大地を飛び越え
 
大海原に溶け
 
やがて雲になって大空を流れ
 
そして雨となって大地に降り
 
木の根を通り一つの葉の潤いとなる
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人類のあらゆる知恵
それらが崇高であると
信じて疑わない
 
人は生を考える
人は死を考える
 
すべての事象に
始まりがあり、終わりがある
 
人類のあらゆる知恵
すべてが妄想だとしたら… 
 
動物は生を考えない
動物は死を考えない
 
それらを感じるだけ
 
存在を感じる
存在を感じなくなる
 
愛情を感じる
愛情を感じなくなる
 
ただ、それだけが真実
 
人類のあらゆる知恵
それは人間の妄想
 
人類に似たウィルスも
 
妄想に支配されてるのかもしれない
| 詩人:紅ノ雲 | [投票][編集] | 
心の服をまた一枚
 
傷つかないよう服を着る
 
心の服をまた一枚
 
守るために厚着する
 
それはそういうものだとしても
 
はだかの心で日を浴びたい
| 詩人:紅ノ雲 | [投票][編集] | 
愛深き本能の歩み達よ
 
罪深い虫を踏み殺せよ
 
 
雪山を走りまわる牙よ
 
貧弱な猿を噛み殺せよ
 
 
罪深い虫を踏み潰せよ
 
罪深い猿を噛み殺せよ
 
貧弱な猿を噛み殺せ
| 詩人:紅ノ雲 | [投票][編集] | 
がっちりと抱きしめあって
眠りにつけば
お互いの夢を共有する事ができるかな
 
そう、
僕たちは寂しがりやな生きもの
お互いを感じていたい
お互いに感じられていたい
 
僕の心に火を灯すのはあなたでも
その火を守るのは僕なんだね
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君がかんじるきみ自身
心についた影のしみ
うつむいて泣いている
 
僕がかんじるきみ自身
影の正体は白い雲
まぶしいくらいに輝いてる 
はっきりと白く
立体的に輝いている
| 詩人:紅ノ雲 | [投票][編集] | 
海の中に沈んで生きる魚
海面に浮かぶ泡
 
空気中に沈んで生きる人
大気層に浮かぶ雲
 
宇宙に沈んで生きる地球(ほし)
空間の歪み上を漂う宇宙麈 
きっと、
ブラックホールの中に沈んで生きる宇宙
 
どれだけ高くジャンプしても、
天井に頭をぶつけることはなさそうだ
| 詩人:紅ノ雲 | [投票][編集] | 
こんこんと
透明な悲しみが湧く泉
それは君を冷やす
どす黒い絶望を一滴たらせば
赤黒いマグマが爆発する
それは君の叫び
 しゃーない しゃーない
 おじいちゃんは
 天国を見ながらつぶやく
 
絶望、底なしの絶望は
白く燃える太陽に焼かれて
黒い花が咲きました
  でも  連れていかれるよりは  どこでもない場所に  時間もない  死もない  次元と次元の狭間  虚無の空間に引きづり込まれるよりはマシ
 
悲しみの泉に体温を捧げよう