| 詩人:番人 | [投票][編集] |
生きてると
認識出来る時間
それはあまりに短い
残りの時間は
夢を見ている
認識出来るとき
それは感傷の幻
生きてる時間は
あまりに短い
答え探しても
動き続ける時の心臓は
あまりに短く
満ちることがない
銀甲纏い
枯れ木を剥ぐこと百年
言葉の意味は
あまりに短く
美しい
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何度でも 何度でも
獅子は叫ぶ
例えようがなくとも
凍えてしまおうとも
心が歪み崩れ落ちても
獅子は叫ばなければいけない
永い時を経て
哀しみをさらう風の響きに
誰もが忘れ去り
還って行く
拙い想い疲れはて
途方に暮れる時
獅子の声は届く
雨に打たれた心に届く
ただ
漆黒の闇に消えてしまわぬように
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今日という光が今年も空を染め始め
厳かに走る鳥が光に吸い込まれていく
僕は永遠を前に君の手を握ることでしか今を刻めない
それでも
これまでにはなかった光が
今年の空にはある気がした
この空を染める光みたいに
君の心も染められたら
二人の永遠を信じることが出来るのかい
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例えば
何かを決断するとか
想いを伝えなきゃいけないとか
また
それを一心不乱に持ち続けているとか
なら一体何どうするのか
理屈はあまりに広大過ぎて決定打になりそうになく
たった一つしかない
自分の心に聞く方がまだ信用出来る
それでもその肝心の心が閉ざされていて見えない時がある
そして立ち止まる
何故そこまでに迷うのか
出来るだけ「良い」方に行きたいたいから
出来るだけ「良い」結果が欲しいから
馬鹿らしいけど
確かにそうなんだ
僕は「良い」結果を求めてる
誰にとって
何にとって
どういうふうに
なのか
考えずに
ただ「良い」結果だけを
欲してる
絵に描いた夢は
夢ではない
それさえも理解出来ず
永遠にさ迷う
それだけは
断じて避けたい
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本音だけじゃ通れない道がある
建前だけじゃやりきれない現実がある
悩むことに慣れることも
善を捨て 往くことも
全て忘れられるのは
眠る時だけ
辛い事を忘れるために生きる
これほど悲しいこともない
泣け 哭け 風
誰かの悲しみと
私の悲しみのために
一体
どこにあるんだ
全てを葬れる墓場は
本当は
誰も何も望んでない
望んでない
何かを得ても
ただ虚しいだけ
傷つくことを
恐れ続ける私にとって
「助けて」と言えるのは強い人間だ
自分を救うことは
他を思いやることだと・・・
もう遅いが
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前向きに進もうともがいてる
君を見る度思うんだ
それでいい
間違ってはいないと
僕は教えられるばかりで
悲しくなるばかり
だけど君のようにはなれないよ
だから
教えて欲しい
これからもずっと
知らない世界を見ると
そこに君を感じられる
そして僕は
また新しい扉を開けられる
惨めな半生を生き抜いて来た僕に
君は誇りだと言ってくれた
その言葉は
今尚僕の虚無心を満たしてならない
白い目で見られようとも
僕は そう
頑張れる
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体の中
頭の中
誰かの心
睨みつけた
丸い瞳ただ
虚しいだけ
愛の名前で
全て殺すなら
愛の名の前で
全て殺すだけ
理由なんてない
全て殺すだけ
理由なんてない
全て殺すだけ