ホーム > 詩人の部屋 > 番人の部屋 > うた

番人の部屋


[51] うた
詩人:番人 [投票][編集]

もしも
笑うことも
邪魔されない映画のように
全てがそのままだったとしたら
時の速度なんか気にせずに
君を
胸に抱いていられるのに
夕陽は
引っ張られるように
街の片隅に
堕ちて行くよ
人も街も全部飲み込んで
夜は
ぼくらをまた独りにする
どんな景色も君と見たいから
このまま
二人闇に溶けてしまわぬよう
伝えるよ
迷わずに
何度でも・・・


2007/08/14 (Tue)

前頁] [番人の部屋] [次頁

- 詩人の部屋 -