詩人:虚空 | [投票][編集] |
ケータイの
着信履歴と
発信履歴から
少しずつ
君の名前が
消えていく
消えないで
早く消えて
相反する
2つの感情が
僕を死ぬほど
苦しめる
君の名前を
見ているのと
見えないのは
同じくらい
つらいんだ
僕の世界から
君が少しずつ
消えていく
消えないで
消えないで
やっぱり
消えないで
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もしも願いがかなうなら
別れる前に戻りたい
君と一緒にいた時間は
とても幸せだったから
もしも願いがかなうなら
知り合う前に戻りたい
君を失う悲しみを
知らずに生きていけたから
もしも願いがかなうなら
やっぱり今のままでいい
こんなに君を愛してる
気持ちを感じられるから
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君はズルイな
君からの誘いを
僕が断れるはずがないのに
食事に行こうなんて
誘うんだから
君はズルイな
そんな笑顔を向けられたら
僕は
期待しちゃうじゃないか
そんな笑顔を向けられたら
僕は
君を忘れられないじゃないか
君はズルイな
『私よりいい子がいるよ』なんて
君の口から聞きたくないのに
でも、
それを言うなら
僕もズルイ
君のものを返せてないのは
逢う口実が欲しいから
あんなに煙草を吸ったのは
君と一緒にいたかったから
最後の煙草なんて
あまりにも短くて
『吸い過ぎじゃん』って
君は笑ったよね
でも、
僕には消せなかったんだ
この煙草を消したら
君とお別れだから
どんな綺麗事を言っても
やっぱり僕は君が好き
奪い返したいけど
君の幸せを壊すのが怖い
僕はただの臆病者だ
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君は
夢の中で
僕にエールをくれたのかな
満面の笑みで
笑いかけてくれた君に
僕はとても
救われたんだ
君が結婚すると
友達から聞いたよ
僕は心から
『おめでとう』
って思えた
君が幸せで良かった
僕も今
幸せを1つ見つけたよ
だって
君が幸せそうだから
だって
君がエールをくれたから
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無言の時間に耐えられず
僕は煙草に手を伸ばす
煙草に火を付けようとして
僕はZippoに目を落とす
君にあげたおそろいのZippo
合わせたらハートになるんだよ
僕の手にあるZippoは
半分だけのハートだけど
自分を見ているような気がして
僕はそっとZippoを撫でた
独りぼっちのZippoは
紛れもない僕だった
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夢の中で
懐かしい君の笑顔を見た
一つの別れが
別の別れを思い出させた
3年前のあの日
僕らは恋人同士だった
あの頃
君の笑顔を曇らせないように
僕は必死だったんだ
目が醒めた僕は
あの頃の僕だった
手を伸ばしたケータイに
君はもういないけど
最後に見た君は
泣いていたけど
今朝、夢の中で
君は笑っていた
そういえば
君はこのまえ
21歳になったんだね
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明日、君と出会ったら
僕は笑顔で手を振ろう
別れを告げた君の顔が
悲しむ事のないように
明日、君と出会ったら
僕は笑顔で手を振ろう
僕はもう大丈夫だと
平気な顔で手を振ろう
君の優しいその笑顔が
僕のせいで曇らないように
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別れてまだ日が浅いから
僕の部屋に君が残ってる
独りぼっちになったのに
まだ君の気配を感じてる
おやすみ
僕は眠るよ
一人で寝るこのベットは
寂しいくらいに広いけど
おやすみ
僕は眠るよ
君との想い出を抱いて
君をこの胸に抱くことは
もう無いだろうけど