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虚空の部屋


[23] 秋雨
詩人:虚空 [投票][編集]

秋の冷たい雨が
優しく僕を濡らす

今なら泣いても
きっと誰も気付かない



秋の気遣いに
少し救われて
僕はまた
歩きはじめた



見上げた空は
まだ雨だけど
雲の隙間から
光のすじが
まっすぐに
伸びていた



この雨も
もうすぐ止むよ

その前に
涙を拭いて
笑顔になろう



雨のあとには
太陽が顔を出して
虹を架けるから
その橋を渡って
明日へ歩きだそう



どんな激しい雨のあとにも
太陽は必ず顔を見せてくれる





だから明日は

明日はきっと晴天なり

2006/10/24 (Tue)

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