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ハトの部屋


[26] あの娘の音色
詩人:ハト [投票][編集]

あの娘のトランペットから
悲しみの音色が消えた日
あの娘は感情を手放した

あの娘のトランペットから
怒りの音色が消えた日
あの娘は無関心を装うようになった

座る位置も
音楽の中の役割も
あまりに掛け離れすぎて私達
お互いの音が聞こえなかった

君の高らかな
始まりのファンファーレ
涙が出たんだよ

息を吸ってよ

君のハイベーが聞きたいんだ

それは私には
出せない音だから

私は私の
音を出すから

だからお願い

もう一度息を吸ってよ

2006/08/10 (Thu)

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