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ハトの部屋


[68] 目に見えるわたしときみ
詩人:ハト [投票][編集]

雨がたくさん降って
退屈しているきみを見るのは
それなりに楽しかったよ

今日は、なんてきれいな青空

きみは気付いたかな
いつもよりも緑が濃くなっていたことに

そんなものを見て
いろんな事を思い出す
「わたし」ってやつは

やっぱり、思い出で出来ているんだなぁ
なんて

わたしときみ

わたしを知る他の人がいて
わたしを思い出してくれる限り

わたしがわたしとして
ここにいることが出来るんだなぁ


きみの思い出の中に
わたしはあるんだよ

思い出の中で
わたしは生きているんだよ

わたしは思い出で出来ているんだよ

ああ、
なんて透きとおっているんだろう


2007/07/24 (Tue)

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