茶色く濁った川が鳴らす
崩壊の音
君は知らない
僕は知らない
黒い夢を見た
孔雀が羽を広げない
君が
見えない
僕が
見えない
テキトーな言い訳が
鳩を殺す
世界の裏側は
ずいぶん前に
枯れたのに
あぁ
僕の声は
君に届くのか
誰かに届くのか




.

流れる風の音に
身を任せ
ゆら揺れる

香りに惹かれた君は
今も
色とりどりの花の中で

好きに動く君は
迷わないんだろう

僕は待つことしかできず
ゆら揺れる

誰かが笑えば元気になるし
誰かが泣けば涙も流すよ


続く続く
清んだ空の下
広がる広がる


迷い回る君に
僕の声は・・・



.

そんなもん
そんなもん

きっとそんなもんだね

楽しいなって
それは好きだからで

嬉しいなって
それは好きだからで


そんなもん
そんなもん


楽しむことなんて
本当は簡単で

こんなことで
笑えちゃうんだ
こんなことで
泣けちゃうんだ


そんなもん
そんなもん

きっとそんなもんだね


先が見えないくらいが
調度良いの


ちょっと笑えて
ちょっと泣けて


そんなもん
そんなもん


きっとそれで幸せなんだね



.

飾り付ける小道具は
いくらでも
どこにでも

だから
何も身につけず
笑える私が好きだ


どこを探したって
見つかるはずはない
答えは外ではなく
私にあるのだから


考える必要はない
知りたい気持ちが
楽しい気持ちが
ただそれだけで
答えになるのだから

素直に感じてみれば
いいだけだ
それだけだ





.

ひまじゃないはずだけど
ひまなの

何かしたいけど
何もしたくないの

夏のせいにしたいけど
たぶん違うよね
いや絶対違うよね

眠いわけじゃないけど
ごろごろしたいの


あー
何がしたかったんだっけ
あー
どうやって熱くなるんだっけ
先が見えない見たくない

明日なんて来なきゃいい
理想並べて終わるような
つまらない人には
なりたくないわ

だけどわからなくて
わからなくてわからなくてわからなくて


あー私
誰だっけ。




.

星の下で二人の時間
近付いたのは
身体だけではなく

どうしたら
この想い全て伝わるの
kissだけじゃ
伝えきれなくて
触れるだけじゃ
伝えきれなくて
秋の星空が瞬いて
なんだか切なくなる

素直じゃない私を
こうもさらけ出せるのは
あなたの持つ
この柔らかい雰囲気のせい

別れの辛さを
知っている私たちなのに
どうして何度でも
繰り返せるの
ただ側にいたくて
ただ触れたくて
それだけなのだけど

誰かを信じることは
素敵だから
きっと何度だって
信じたくなる

ねぇ今夜も
星の下で二人の時間
近付いたのは…





.

夢を唄う
小鳥になりたくて
空を仰いだの

届かない声があるのか
そんなことは
知らなくて
知りたくなくて

ただ空を見て
希望に胸膨らんだ

現実を知れば知る程に
傷がつかないよう
全ての想いに
蓋をした

だけど
そんな毎日だからこそ
夢を唄う小鳥に
なりたくて
僕は今日も
空を仰いだの

何も知らないの
知りたくないの
ただただ
夢を唄いたいの
それだけなの




.

毎日なんて
連絡とらなくたっていい
お互いそれぞれに
生活があるじゃない
それも大事でしょう
少しくらいの不安なんて
言わない
小さいことを
気にしてたって
仕方がないでしょう

でも
会えば
話せば
そうはいかなくて
何故だか切なくて
触れたくて
ずっと側にいたくて
涙も出る程に
ただ「好き」の二文字
言われただけで笑える私は
やっぱりまだ子供ね

もっとクールな
恋愛したくて
わざと素っ気なく
だけど切なくて苦しくて
理想通りには
いかないものね

わざと電話出ないで
私にだって
私の時間があるって
本当はずっと
電話待ってるくせにね

素直じゃない私は
きっといつか
愛想つかされる
傷つかない恋愛なんて
ないなら
あなたが私に強く残るよう
深く傷つけて
くれればいいわ

何でもない一日を
ただ振り返るだけでいい
今日だけで
どれだけの人と
関わっただろうか
すれ違っただろうか
そのどの人にも
それぞれの夢があり
生活があり
生き方があり
考え方があり
ルールがある
誰一人として
それを崩すことはできない
そういう中で
僕が生きている
僕も生きている



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秋晴れ
銀杏舞う何でもない日
刻むあたしだけのリズム
昨日の雨でできた泥
泥遊びはダメと
怒られたのはいつだっけ
すべり台から見える景色は
ずっとずっと心の中に
未来がどうかなんて
知らないけど
あの景色だけ覚えていれば
いつだって
あたしのリズムを
刻めるんだと思うの
秋晴れ
銀杏舞うこの季節は
来年も再来年もまた…



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