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詩奈の部屋


[1] もどかしさ
詩人:詩奈 [投票][得票][編集]

物足りなさと
切なさと
懐かしさと

少しの風で舞い上がった落ち葉のような
そんな一瞬の感情を
どこにはき出そうか

きっとこの気持ちは
言葉にするほど大きなことではなく
心に留めておくほど些細なことではなく


もどかしい気持ちが
冬の風に吹かれたら
この冷たい風と共に飛ばしてしまおうと
足跡など残せない冷えたコンクリートを
歩きながら
考えた


凍えた細い枝の先
たった一人残されて
風が吹く度
揺らされて







もう…限界?

2004/12/09 (Thu)

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