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詩奈の部屋


[137] 。。
詩人:詩奈 [投票][編集]


一人歩くいつもの道は
妙に切なくて

まるで目の前にいるみたいに
彼の握る手の強さが
彼の香水と本当は嫌いな煙草の苦さが混ざった匂いが
彼の目が鼻が口がどんなかが
全てはっきりと思い出せるのに
今私はただ一人で

どうしようもなく
愛おしくて
この切なくて苦しくて
だけど出てくる涙の熱さを
どう言葉にしたらいいかわからない

一人歩くいつもの道は
妙に切なくて
ただ私は子供みたいに
彼に抱きしめて
笑いかけてほしいだけ
それだけなんだと思う

2007/10/16 (Tue)

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