月の声を聴いていたのあなたへの唄だった秋風がすすきを優しく撫でる時折降る雨は強く、でも細かな粒雲が早く流れ星空は見えては隠れ月は涙で滲んだ「いつかは晴れますように。」季節外れの短冊を夜空に掲げる月の唄に耳をすませて
[前頁] [詩奈の部屋] [次頁]