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詩奈の部屋


[156] 月の唄に耳をすませて。
詩人:詩奈 [投票][得票][編集]

月の声を聴いていたの

あなたへの唄だった

秋風がすすきを優しく撫でる
時折降る雨は強く、でも細かな粒

雲が早く流れ
星空は見えては隠れ

月は涙で滲んだ



「いつかは晴れますように。」

季節外れの短冊を夜空に掲げる
月の唄に耳をすませて

2008/10/06 (Mon)

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