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詩奈の部屋


[30] 友と
詩人:詩奈 [投票][得票][編集]

僕等が出会った奇跡は

偶然なのかもしれないけれど

その偶然の出会いに意味を持ったから

運命と名付けようと思う


ふと開けた夕方の窓に

家々の間から覗いた満月

この一瞬に

過去でも未来でもない現在という今に

重さを感じる




大きすぎる空

優しすぎる風

碧すぎる草に囲まれて

今まで守ってきたものは
空になり

今まで嘆いていたことは
風になり

これからつくられる自身は
草になった


星回り
僕回り

時流れ
僕流れ

残る変わらないもの


僕等はそれを

永遠と名付けようと思う





2005/04/02 (Sat)

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