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海の彼方へ
今日も形を変えて雲は往く
ひとつとして同じ形をとどめず
一日として同じ形はなく
悠々と
銅がね色に燃えたぎる
太陽のもとへ
一日の終わりを告げて
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見える姿じゃわからない
話す言葉も見えなくて
その奥に
その奥の方に
隠れているモノが
いつも私を引っ張ってく
知るたびに
いつも新しいキミ
それでもきっと・・・やっぱりわかんないんだろうなあ
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奏でる楽器が
私とひとつになるような
走らせる自転車が
体の一部であるような
一体化。
そんな日には
緑の風と一緒に
どこまでも吹き抜けて
走り去ってしまいたい
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彼女の丸い眼は
静かな海のように
何も映さない
ただ 傍にいる
ただ こちらを見ている
それだけなので・・・
いつも口を開くのは私
こぼれてくる言葉たちを
取り繕うことも出来ない静けさ
裸になった言葉たちを
掬いあげるように
彼女は静かに私をハグする
何かがこみあげて
ぐっとこらえる
ぎこちなく佇む私
ああ、そういえば母の匂いに似ている
彼女の石鹸の香り
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雑音みたい
ただのBGMみたい
内容なんて聴きゃしない
ありふれた言葉
ありふれたメロディー
あの日
キミに逢ってから
音が
初めてラブソングに聴こえた
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もしキミと話せなくなっても
もしキミと一緒に居られなくても
もし、キミが拒んでも
私は食べてゆける
キミを見ていた時間
キミと話した時間
キミのそばにいた時間
とてもとても幸せだったから
悩んだ時間も全て
それは私の中に残って
キミの幸せを願って過ごした時間で・・・
私はきっと食べてゆける
例え傷ついても
キミが幸せになることは
私が幸せになることと同じくらい
私には大切なんだ・・・
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何度も
幾度となく
同じシーンを繰り返し通りすぎる
止まれないのは
そこにこたえがないから
幾度となく同じ場所をすり抜ける
夢を見る
夢から覚めて
現実の声に問うてみて
現実のそこに
そうすれば
何かの欠片に触れることが
出来るから
望むものでなくても
こたえの欠片にタッチできるから
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守ってきた
壊したくない
キミとの・・・
何を・・・?
間にあるもの
それとも
私の?
溢れてしまう
こころたち
言葉に出したら
何かが決まってしまいそうで
口をつぐむけれど
本当は
もう決まっているのかもしれない
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人は皆
出会って別れる
親ですら出会って
いつか別れる
友だち
知人
パートナーだって
いつかは別れる
私たちは「死」に向かって歩いているのだから
そう思うと今が
大事で
何もかもが
一回しかない時間
繋がってるものを全て
大事にしたくなる
あなたもわたしも