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キミの言葉は
嘘いつわりがないので
僕のこころを真っ直ぐに
射る
痛くてたまらないと
傷を覆うけれど
それは僕自身の弱さ
キミの言葉は
錆びていない矢に似ている
傷は後を引かずに
癒えてゆく
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言葉をつらねたら
こころに穴があいてしまった
言葉はいつも近いようで
本当は叶わないくらい遠い
伝わるということは
本当は1%もないのかもしれない
だから選ぶんだ
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自分で作った世界に
住んでたんだ
それが一番素敵な世界だと
信じてたんだ
・・・
自分で壁を壊してみた
そこには
もっと広くて
住み込んでいた世界が
びっくりするような
砂漠が見えたんだ
水もないように見えたけれど
歩けば通り雨にも行きあたる
振り返った世界は
小さな瓦礫に見えて来る
僕は自分の足で歩くんだ
誰の何にも
自分の作った世界にさえ
従わなくてもいい
砂漠の中に
新しい「自由」を踏み出すとき
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わからないと思ってた
キミのことも
私のことも
自分をぎゅーっとこわしてみたら
そこにあったのは
わからないでいいって答え
キミも
私も
そのまんまで
十分だったんだ
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人は皆
出会って別れる
親ですら出会って
いつか別れる
友だち
知人
パートナーだって
いつかは別れる
私たちは「死」に向かって歩いているのだから
そう思うと今が
大事で
何もかもが
一回しかない時間
繋がってるものを全て
大事にしたくなる
あなたもわたしも
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守ってきた
壊したくない
キミとの・・・
何を・・・?
間にあるもの
それとも
私の?
溢れてしまう
こころたち
言葉に出したら
何かが決まってしまいそうで
口をつぐむけれど
本当は
もう決まっているのかもしれない
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何度も
幾度となく
同じシーンを繰り返し通りすぎる
止まれないのは
そこにこたえがないから
幾度となく同じ場所をすり抜ける
夢を見る
夢から覚めて
現実の声に問うてみて
現実のそこに
そうすれば
何かの欠片に触れることが
出来るから
望むものでなくても
こたえの欠片にタッチできるから
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もしキミと話せなくなっても
もしキミと一緒に居られなくても
もし、キミが拒んでも
私は食べてゆける
キミを見ていた時間
キミと話した時間
キミのそばにいた時間
とてもとても幸せだったから
悩んだ時間も全て
それは私の中に残って
キミの幸せを願って過ごした時間で・・・
私はきっと食べてゆける
例え傷ついても
キミが幸せになることは
私が幸せになることと同じくらい
私には大切なんだ・・・
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雑音みたい
ただのBGMみたい
内容なんて聴きゃしない
ありふれた言葉
ありふれたメロディー
あの日
キミに逢ってから
音が
初めてラブソングに聴こえた
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彼女の丸い眼は
静かな海のように
何も映さない
ただ 傍にいる
ただ こちらを見ている
それだけなので・・・
いつも口を開くのは私
こぼれてくる言葉たちを
取り繕うことも出来ない静けさ
裸になった言葉たちを
掬いあげるように
彼女は静かに私をハグする
何かがこみあげて
ぐっとこらえる
ぎこちなく佇む私
ああ、そういえば母の匂いに似ている
彼女の石鹸の香り