彼女の丸い眼は静かな海のように何も映さないただ 傍にいるただ こちらを見ているそれだけなので・・・いつも口を開くのは私こぼれてくる言葉たちを取り繕うことも出来ない静けさ裸になった言葉たちを 掬いあげるように彼女は静かに私をハグする何かがこみあげてぐっとこらえるぎこちなく佇む私ああ、そういえば母の匂いに似ている彼女の石鹸の香り
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