詩人:にあ | [投票][編集] |
木々のざわめきも落ち着き夜の真ん中
二人そっと身を潜め
強きな君ははしゃぎ疲れ
今は無防備な姿で
どんな夢を見てるのかな
もう少しこうしていたい
もう少し寝てて、太陽
無意味にかざしてみた手と
天井までの距離が
朝までの時間の様で
今はまだ
不器用な優しさでいい
遠回りした時間も
ゆっくり埋めていくよ
そろそろ君の夢に
お邪魔しよう
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そのかじかんだ手のひら
想いと共に
そっと手を差し伸べられたら
その不安そうな笑顔
涙と一緒に
そっとキスで拭えたら
その寒さに震える身体
凍えないように
そっと抱き締められたら
その優しく響く声
目覚めるたびに
毎朝聞けたら
君のその全て
誰にも渡したくない
僕の全て
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掴もうとすればするほど
掌からこぼれ落ちる
砂のような時間を
一粒だって無駄にしまいと必死になって
がむしゃらに机に向かう
訪れる岐路を忘れようと
自らの足で立つと忘れてしまう何か
何気ない一瞬の大切さ
しだいに彼らも気付き始めて
ペンとボール
仲間とあの子
春と旅立ち
一本のシャーペン
白いノートの切れ端
机の中の忘れ物
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疲れた顔の君は
今日も分厚い地図をめくり
読み耽る
休みもせずに疲れない?
「途中でやめたらわからなくなっちゃうでしょ」
生きる上で大事な地図だから
せめて僕が
君の『しおり』でありたい
詩人:にあ | [投票][編集] |
生きてるのかさえわからずに
ぼんやりと生きている
目を開けて
空の果てを夢見て
震えて部屋さえ出れずに
僕に翼はない
一歩一歩
歩くしかないと
今ここには
僕と微かな雨音だけ
Still lasting,
Rainy days...