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にあの部屋


[8] 卒業
詩人:にあ [投票][編集]

掴もうとすればするほど
掌からこぼれ落ちる

砂のような時間を
一粒だって無駄にしまいと必死になって


がむしゃらに机に向かう
訪れる岐路を忘れようと


自らの足で立つと忘れてしまう何か

何気ない一瞬の大切さ

しだいに彼らも気付き始めて

ペンとボール

仲間とあの子

春と旅立ち


一本のシャーペン
白いノートの切れ端





机の中の忘れ物

2006/01/23 (Mon)

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