詩人:夕空 | [投票][編集] |
地平線を延ばして
水面を拡げて
アナタを置き去りにして
アナタの音を響かせながら
それで ね
見たまま
思ったまま
を
書いてみればいいよ
それから忘れていこう
書かれたモノは
書かれたモノで
それにしか過ぎないから
流れていこう
書いたら
終わりじゃなくて
書いてから
始めてみよう
変わらないモノはないよ
アナタが
変わり続ける限り
今日もまた夢に覚め
明日もまた眠れるように
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一面に花畑
作られもせず作られ
広がっていく
水面に咲く
雨の音
その波紋
溢れ堕ちた
そして
また、散って逝く
ゆっくり
と、瞳を閉ざして
帰る夢に
眼を醒まして
堕ちていく
月の明かりに
すりきれた記憶は
ずっと、息ずいたまま
忘れられていく
…今日の日の様に…
雨は涙で出来てるんだって?
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この白紙は
鏡で
描くのはアナタ
描くモノもアナタ
その色は
その模様は
その言葉は
この意味は
アナタにしかならない
それでいて
外の世界
境界線をみつけて観て
この白紙を
バラバラに堕ちて舞って
その空白に
アナタを作り置いて
アナタが
世界で有るように
他者が
世界で在れるように
『アナタの
…居場所で…
あれますように』
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とりとめもない
ことば だけで
その想いを
形に させて
味も色もない
空白だけで
全てを染めて
形有るものも
形無いものも
暗闇に染めて
沈んでいく
進む先には。眠る死体
…とりとめもない
終わりなき問いに…