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夕空の部屋  〜 新着順表示 〜


[765] なにも
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何もない

この場所だけが

私だった

それは今も変わらない

ただ1つ

変わったとするなら

何もない事を

知った それだけです

…それだけが私だった…

2008/05/23 (Fri)

[764] 朝日の夕べ
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朝日はいいけど
昼は勘弁で

夕日は好きで
月も好きで

独りは嫌じゃなくて
でも、居場所もなくて
誰かと居たくて

なんとなく
そう なんとなく
…独りに慣れて…

独りで居るから
誰か
誰だか
探したいんだけど
…そんな気もなくて…

それで

諦めているんだ
諦めていたんだ

そしたら

穴が空いて
興味が湧いて
ここにいたんだ
空っぽとか誰かは言うけど

何かを証明したいとは
…誰かには思えなくて…


古い井戸に石ころの音
森の真ん中の井戸
木々の幹もなく枯れた空に

そっと手を差し伸べて

笑っても泣いても
君が居てくれるなら

歩いていける
休んでいられる
…その温もりに…

また独り
暗闇に手を握りしめて


2008/05/23 (Fri)

[763] 瓦礫
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死んでいた
生かされたままに

それでも

死んでいたモノを
生かすのに
どれだけもの力がいる

殺す事で生きて
生きた事で殺し続けた

今も刺し
刺されているけど

死んではない
辛うじて生きたいと
何処かで思っているから

暗がりで息している

月明かりの下で
沢山の瓦礫の上を
水面が佇む、夢を観ている
…瓦礫が沈む水面の底で…

2008/05/22 (Thu)

[762] 
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すみわたる空の様に

淡い期待

横たわる星空

醒めた朝

しっとりと笑う午後の営み

2008/05/11 (Sun)

[761] 処(ところ)
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ずっと向こう

その中心

揺れる度に

揺れて

反射して

交ざって

拡がって

還ってくる

その先に

夢を視るんだ

夢に観られるんだ

沈みながら

そこに行くんだ

なにもない底を目指して





空も何も無い
この宇宙(ほし)を探しに

2008/05/08 (Thu)

[760] デジャビュ
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落ちていく

溢れて

溶けて

説けていく

ひとつ またひとつ

沢山が沢山 欠けていく


これはいつ観た…
…夢だっただろう?




…いつも終りの後に
気が付く夢の始まり…

2008/04/27 (Sun)

[759] 夢の墓
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夢は覚めなければならない

例えどんな終わり方でも

覚めなければならない

夢は覚めなければ

儚い現実で有り続けるから

夢に成るために

覚めなければならない




だから夢は儚いのだから

2008/04/27 (Sun)

[758] まやかしの恋
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好きとか
嫌いとか

いまいち解らないけど

好ましくなく
嫌いではなく

何かが足りなくて

いつも掴み損なうみたい


だから
捨ててしまえるのかも

足りないのはアナタでした


私はただ
アナタを待ってました
それが敗因です


…始まらないまま
終わりを迎えて…

2008/04/27 (Sun)

[757] 近道。
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ざわめき

戸惑い

焦り

進んでいく


ゆっくりしようよ


息を抜いて


アナタらしく進めよう


方法ではなく


合わせなくていいから

やってみよう


急かされることなく

ひとつ ふたつ

始めてみようよ



ちゃんと出来ると思うよ

2008/04/27 (Sun)

[756] 
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遠い空
近い空

空、空、空。

雲もなく
月もなく

そこには
何者もなく
空は空のまま
…染まっていく…




月は空にはなく月のままで

2008/04/27 (Sun)
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