詩人:夕空 | [投票][編集] |
騒がしくもない
日常に
冷たい雨
涙の形
行方しれず
さまよい歩いて
たどりたどり
道の上を歩き
下を向いて
疲れて
空にため息
雲に変えて
両手はてのひら
ポッケに詰めて
物見ぬ目で
通り通り
草を食べて
橋の下
川の麓に
堕ちる雪に
知る哀れさと尊さに
ふと
息に飲んで
体を温めた
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…透明な眼で見よう…
滲むモノは滲ませて
深いモノはより深く
繊細なモノの柔らかさ
愚鈍なモノは頑なさ
柔らかな中の堅さ
頑なな中の繊細さ
より深く
より繊細で
流動的なその流れ
その先を
奥深くみれるように
より透明に
幾ばくのない…
…無像のままに
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知っている
未来が在って
向かっていく
でね
そのたびに
決めていく
なんどめでもいいけど
決められたんじゃなくて
決めて行こう
そのたびに
すべては変わっていくよ
そうやっていくうちに
全てが輝けるように
繋がっていくって信じて
また歩けばいい
考えればいいから
行こうよ
いつかの日の
明日の為に
今日を生きよう
正しくはなく
間違いでもなく
その度に知っていこう
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筆を取り
ペンを置き
色を措く
なぞらずに…
…飾らずに
なんとなく
消しては重ねていく
その上で泣く
空を無視して
線を越えて
たどり着ける今は
たどり着けると
ただ思って
壊していく
…その果てさえも…
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散りばめた
夢々
ひとつ。ひとつ。
始まり
終わり
揺らめいている
凍り付いたままで
なにも映らない
この道の上で
…すれ違っては
遠のいていく…
まだ来ぬ今も
形もないままで