ずっと向こう側にいる

誰だかは分からない

解りたくない

今でなくなってしまうから

知っているから

止められない

だから

その今に

たくさんの道を創ろう

答えが変わるように

…答えは答えのままで…

水面の月に

朝の夕べに

その声に


堕ちていく

海底に

揺らめいている


虹のように…
…アナタの元へと

辛そうに

憎そうに

君はそう言うけど

でも

君が好き

誰かこの音に

愛しているよ

例えばそれが誰であれ

アナタが望むなら

もう手は離さないよ

…そっと息を忍ばせて…

言葉に迷い込む

そのイメージ

そこからは

断片的

抽象的

流れていく

…行き着く先は
いつもここに…

色々な言葉から…
…言葉からここに

雨が降っている


雲が泣いているの？

空が泣いてるんじゃなくて

空が泣いてるんだよ

雲が落ちてくるんじゃなくて

空が降りてくるんだよ

雨は雨のままなんだから

好き

うん

そう思う

その難さも可愛さも

強情な処も

その肢体も死体も

だから救われて欲しい

説いて欲しい

新たな道をその鍵を

絡められた糸

一本の

その意図を

解き

ほぐしていこう

アナタなら出来るよ

誰かと一緒でも

独りでも


私も答えよう

アナタに問うように

空白に

その白さに

糸をほどく

世界は彩りに満ちていた

散る桜は無限に

等しい

その一枚
　　　一枚が

アナタに等しい

雨に散る桜のように

君がした時

君を想う時

君と想う時

君から君を大切に願う時

君とここにいるよ


そんな気がする


アナタの瞳の奥に