夕空の部屋
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[645] F
私ばかり
誰かが足りない
私が足りない
私が足りていない
2007/10/24 (Wed)
[644] E
なにかする
することに
なにかする
することに
する
なにかを
忘れてしまっている
草葉が枯れ
木々を彩る
堕ちた道の向こうから
2007/10/24 (Wed)
[643] D
読む事が解らなく
ただ見ている
盲目
月の様な
鏡は鏡を映す
忘れる事にした
…刻み込んで…
2007/10/24 (Wed)
[642] C
いつからだろう
書くことを
書くことに費やしたか
読むために
見ることを
いつのまにか
いつのまにか
2007/10/24 (Wed)
[641] B
たえまなく
なすがまま
言葉に
葉に散らす
つなぎ止めるのは
無言にも似た
心にも似た
空白
改行を繰り返している
2007/10/24 (Wed)
[640] A
偽りを書く
真実のままに
嘘を書く
どこか色褪せていた
2007/10/24 (Wed)
[639] これだけを。
一枚の
たくさんを
恋し続けている
…そんな私たち…
2007/10/22 (Mon)
[638] 帰える月
月が空へ
同じになって
とけだして
朝焼けに
紅く染まった虹の影
ゆっくりと足を止めるように
そっと、歩きながら
月を想って
とけた心に…
…ひとすじの雨
2007/10/22 (Mon)
[637] 心在らず
月の羽
波の雫
堕ちた波紋
溶けた月に。水面に
2007/10/21 (Sun)
[636] 月井戸
月の水面に
移り込んだ小さな瞳
溜め息に撫でて
潜めた温もり
そっと口づけして
とかして満ちて
そっと静かに…
…月を浮かべて
2007/10/21 (Sun)
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