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夕空の部屋  〜 新着順表示 〜


[635] 離れて
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手は解けて

水面に触れて

繋がれたまま

繋がれてもいないのに

一緒に

同じになって

…忘れてしまっている…

そんな遠い、近すぎる



貴方と私




2007/10/21 (Sun)

[634] 無いって事
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本当に無いモノは

誰にも見えないモノ
私には見えないモノ
解らないモノじゃなくて
…失えないモノの事…

だから…
…大丈夫だよ

君は忘れてはいない
見えていないだけだから

ただ砂底に
浮かべるだけでいいから



うん。

それだけでいいんだから

2007/10/21 (Sun)

[633] 闇月
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闇は浅い場所にある

目には見えないから闇なんだ

だから

深く

より

深く…

へと。潜ってみる

月明かりを矢印にして

背に浮かべて






そこに月があると信じて

2007/10/13 (Sat)

[632] ヒソムカゲ
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夜の空に

月を浮かべて指先に

波紋広がる月の波

夢に揺られた水面の欠片

閉ざした心に

浮かぶ、ゆりかご


良い夢を…
…今宵の空に

今を今みて静けさに

空を見上げた



…月の波にさらわれて…

2007/10/11 (Thu)

[631] 断片
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ここに箱がある

詩と言う名の

あらゆるモノを閉じこめ

形のまま

形ではなく

閉ざしたまま

閉ざされることなく

ありのままに

無限に等しく

一つで在る

分解も着色もなく

飾られている

ここには夢が有り

無数に点在されている

願望と希望が広がっている

決められたままに


今宵は何を観ようか

閉じこめようか?




誰かのままの私を…
…私のままの誰かを



2007/10/05 (Fri)

[630] たま
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言葉が制限をかける

言葉が導いている

言葉がゆだねている

言葉をアナタに託して

言葉に私を振り返る


言葉は


今日も生まれる

今日も何処かで

今日の誰かが

今日から誰かとして



生まれ変わり
転生し続けている


2007/10/03 (Wed)

[629] 月の波羽
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空は何処までも広く鈍感で

雲は儚く繊細

木々は空を見上げ囁いて

大地は空を制限してる

僕らは
そのどちらにもいなくて

翼を模造した
羽を散らしながら堕ちていく

闇に深くに繋がったまま這いずり回っている


その外では
月はからっぽのままに
僕らを綺麗だよって
笑ってくれた


海には

僕らだった羽が漂っている



月明かりに照らしだされて



2007/10/03 (Wed)

[628] 名前
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モノの名前を覚えるのは苦手で

あのお酒の名前が何で

あの小説の題名がどうで

あの花の花言葉が…

とか

ただ綺麗だった
懐かしい匂いがした
悲しかった
残酷な気がした
……それだけで……


苦手なんだ

探す必要性に迫られるまで
覚えられないんだ

また見かけたら
思い出せるんだけどな




たまに


2007/10/01 (Mon)

[627] 底灯り
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底を照らす月灯り

濁った空

包み込んだ地球

濡れた地のヒトの明かり
澄んだ夜風の包容

1人のヒトリ

つまらない夜の景に

…ちいさく抱き抱えた…

2007/10/01 (Mon)

[626] お面
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はりつけて
歩いているモノが
解るのは
私だけでいい
そうすれば
ずっとひとりで
きっとひとりで
笑っていられる
泣いていられる


なにも変わらないままで

2007/09/24 (Mon)
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