詩人:夕空 | [投票][編集] |
本当に無いモノは
誰にも見えないモノ
私には見えないモノ
解らないモノじゃなくて
…失えないモノの事…
だから…
…大丈夫だよ
君は忘れてはいない
見えていないだけだから
ただ砂底に
浮かべるだけでいいから
うん。
それだけでいいんだから
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夜の空に
月を浮かべて指先に
波紋広がる月の波
夢に揺られた水面の欠片
閉ざした心に
浮かぶ、ゆりかご
良い夢を…
…今宵の空に
今を今みて静けさに
空を見上げた
…月の波にさらわれて…
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ここに箱がある
詩と言う名の
あらゆるモノを閉じこめ
形のまま
形ではなく
閉ざしたまま
閉ざされることなく
ありのままに
無限に等しく
一つで在る
分解も着色もなく
飾られている
ここには夢が有り
無数に点在されている
願望と希望が広がっている
決められたままに
今宵は何を観ようか
閉じこめようか?
誰かのままの私を…
…私のままの誰かを
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言葉が制限をかける
言葉が導いている
言葉がゆだねている
言葉をアナタに託して
言葉に私を振り返る
言葉は
今日も生まれる
今日も何処かで
今日の誰かが
今日から誰かとして
生まれ変わり
転生し続けている
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空は何処までも広く鈍感で
雲は儚く繊細
木々は空を見上げ囁いて
大地は空を制限してる
僕らは
そのどちらにもいなくて
翼を模造した
羽を散らしながら堕ちていく
闇に深くに繋がったまま這いずり回っている
その外では
月はからっぽのままに
僕らを綺麗だよって
笑ってくれた
海には
僕らだった羽が漂っている
月明かりに照らしだされて
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モノの名前を覚えるのは苦手で
あのお酒の名前が何で
あの小説の題名がどうで
あの花の花言葉が…
とか
ただ綺麗だった
懐かしい匂いがした
悲しかった
残酷な気がした
……それだけで……
苦手なんだ
探す必要性に迫られるまで
覚えられないんだ
また見かけたら
思い出せるんだけどな
たまに