夕空の部屋
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[595] むだい
月とは
月ではなく
月なんだ
見る月
感じる月
想う月
触れた月
月ではない月達
月は月だから月なんだ
2007/08/06 (Mon)
[594] 夢月に
月の夢
人の見る月
儚い白さ
眠る夢に
人は夢々
夜にさまよう
停止したまま
…焦がれている…
2007/08/06 (Mon)
[593] 夢見
月の白の
夜の青の
美しさまま
尊いの尊いの
問うがまま応えている
丸く儚い
人の見る月
月はやはり…
…からっぽのまま
2007/08/06 (Mon)
[592] 無機質
人形の形
人の形を模した人形
作られたまま
人としての形
人と人間
抜け出せない
魂など入れ物がなければ
2007/08/06 (Mon)
[591] 形代
たゆまなく
なすがままに
あるがままに
在らされるままに
願われるままに
それは
神々だけが
可能で
私たちには
あまりに無謀で
…無意味に等しい…
2007/08/06 (Mon)
[590] 生命と精神
拙い
願いに
唖然とする
それは
叶うのなら
アナタはアナタを殺している
それと違いはない
初めから生きていない
2007/08/06 (Mon)
[589] …?
もう
いいのでは?
辞める事も辞めれない
この生に
一生なんて
なんで
終われなかったのか
いまだに解らないけど
もういいのでは?
生きるなんて願わない
生きてるなんて思わない
…もういいのでは
ないだろうか?…
2007/08/06 (Mon)
[588] 1
波紋ひろがる
街の音に
揺れて乱れて
美しく
ただそれだけの瞬間
2007/08/06 (Mon)
[587] に
泣いていた
笑うことも叶わず
祈ることもせず
泣いていた
なにも
こぼれ堕ちないまま
に
2007/08/06 (Mon)
[586] 血肉
あまりに
頑丈で
無意味
不毛だと
想う事も不毛
問えないなら
自らに問えないなら
愚かしい事だった
血肉の渇きは私ではない
2007/08/06 (Mon)
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