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夕空の部屋  〜 新着順表示 〜


[565] おでかけ
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見る為に
歩き

見ない為に
出掛けて

考える為に
休んで

寝る為に
ジャレあってる

ジタンダ踏んで笑ってる

2007/08/01 (Wed)

[564] 欠けた空に
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私は壊し
私を壊し
海に沈める
深海の底
月が映る深夜の夜
瞼の裏の
影をも写す

砕けた欠片
夢の残骸
煌めく明かりに
月を夢みて
儚く散った
欠片を彩る
底に沈んだ
海を照らす
深海から
空を照らし出して

海面の地の砂
積もった小石
白いジグザク
砂浜の足跡
人が残した
残骸
花火に残る火薬の匂い

足跡に沈む欠片
月が残した
海月に海の空
浮かぶクラゲの星雲
夢を枯らした儚さに
夢を見る
ただ砂底に
空だけを映し描いて

2007/07/28 (Sat)

[563] ここち
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気が付かないように
好きになって

少しずつ
気づかせて

愛して

手と手離れて繋がれて

2007/07/27 (Fri)

[562] 夢雲
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ここち



夢ごごち

空の殻

月の奥の

闇雲

月の夢

眠りについた

夢雲

雨は夢を連れてくる

2007/07/27 (Fri)

[561] 無形の笑み
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抱きしめて
抱きしめた

抱きしめられて
抱かれた

充たされて
抜き取られた



ここち
夢ごごち


木々は笑わずに
笑っていた

…ただ生きていた…

2007/07/27 (Fri)

[560] 道標
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人は一瞬に恋をする
些細な一面に過ぎない

人は人を愛する
一人では叶えられない

恋とは愛への
道筋の一つに過ぎない


アナタは与えられている

2007/07/20 (Fri)

[559] 月の夢の空
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言葉を噛めぬ者は
言葉を得られない
故に渇望する
吐いて尚求める
理解出来ない

与えない
だから与えられない
だから求められる

言葉は発音とは違う
だから喋れない
語り掛けられない
無言に散らかされている

子供達は
部屋を荒らす
だから
閉ざされている
一人にならないと
善悪正否も解らない

うっぺらな
紙切れにも満たない
ハリボテ
偽れても悟られ
見栄えもしない
見透かされている

考えられない
だから教えられない
得られない
理解出来ない
嘔吐し
苦悩する
空腹を満たせない

あなたは愛されてる
誰も愛してはいない

私は愛されていない
閉ざしている
荒らされない為に
招き容れない

窓の外に
テレビの裏に
本の日陰に
口の先で
味わい
ころがしている
畏怖している
部屋の片隅で
瞼を腫らしながら
誰かを求めている

やすらかに眠りたくて


2007/07/20 (Fri)

[558] 死について
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ここに一つの本がある

読み終えると
また本が待っている

終わる度に
積みかさねられていく

こうして また
ページが増え
読む時間が急かされる


一冊の本が閉ざされて
…次の手に委ねられた…

2007/07/20 (Fri)

[557] summer
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秋から
冬を終え
春へ
夏を迎える

盛りの付いた犬
鳥の群
合唱
行き違う道と人達
午後のバス停

公園のベンチの下で
雨宿り
無表情の中の温もり

夜が連れてきた
朝の一時
石鹸の香り
一緒に入った
シャワーの後のシャワー

休日の散歩道
見上げた
見下ろした
繋がれた手のひら
軽く触れられた
心地よい息の音
濡れた瞳


おだやかな夢
儚い
永久の望みに

………
壊れた月を握りしめて

2007/07/19 (Thu)

[556] 天使の鐘
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天使の鐘
刻印
永久の夢
神の標
噤まれた賛歌
誘われた
空へと向かう
地へと転がった

帰るべき楽園
失われた永遠の都
逃れられない
賛美と祝福
牢獄に囚われたまま
願い
祈れ
叶えよう
受け取るだけでいい
赤く甘い
神の実をその手で
根は卸された
その果てで

…既に叶えられている…

2007/07/19 (Thu)
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