夕空の部屋
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[555] 眠り唄
子猫の子猫
ひざの上
窓の外
日向の日陰
ときどきお散歩
足下の元
とことこ寝ころぶ
柔らかい泣き声
子守歌
…君を見ていた…
2007/07/18 (Wed)
[554] 音の色に
音の色に
言葉の空に
耳を沈め
戸惑う月に
テレては笑う
手だけは手放さないで
2007/07/14 (Sat)
[553] 峠
空がクスンデイタ
鳥が微笑んだ
街は賑やかだった
人は静かだった
雲は黒ずんでいた
道には
道が交差していた
同じ形を持って
…慈しんでいた…
水面が写していた
誰も月を
見上げてはいない
月は語らっていたのに
木々だけが
そのどちらも
知っていた
ずっと
見ていたから
枯れるその日も
ここに
2007/07/14 (Sat)
[552] 安寧
自らを傷つける
絶望しない為に
何度も…
…何度も
望まない為に
手放す為に
欠片を手にする
壊れたモノで
壊れたモノを
…傷つけている…
2007/07/14 (Sat)
[551] 街から
空いた
空の穴
転がった街
木々の屑
森の香り
水が連れていった
雨を降らそう
しばらく
笑っていられるように
……ずっと雨を……
2007/07/14 (Sat)
[550] むげに
ノートに
書く
頭の中
心の内
外の景色
哀れみを哀れむ
…何処へ行こうか…
2007/07/14 (Sat)
[549] 葉の家
葉に隠れ家
夢に隠ろう
空を見上げて
月で暮らそう
雨露に潜む夜の月に
空を見つけた
ここに居てもいいよね
2007/07/14 (Sat)
[548] 浅
青く
くすんだ
雲
白く滲んだ
雨
とどまらなく
あふれた
…光の様な空…
2007/07/11 (Wed)
[547] 朝の月
沈んでいく
揺れて
奥に
奥に
沈んでいく
止まったままで
とけていく
月の残した
空は朝へと向かって
2007/07/11 (Wed)
[546] 汚染
声が途切れる
音が潰える
脳が汚染され
熱は保たれない
頭が痛い
唄が蘇る
聞いていない
塞ぎ込んでいる
2007/07/11 (Wed)
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