夕空の部屋
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[545] 命題
詩に名など必要ない…
…詩とはそれだけで名
2007/07/11 (Wed)
[544] 華
一枚の花びら
残された
閉じこめられた
本のページの狭間に
2007/07/11 (Wed)
[543] 子猫
竹やぶ
笹の葉
コボレオチた
井戸の底
こだまする子猫の声に
2007/07/11 (Wed)
[542] 玩具…
様々な形に
同じ色
不揃いで
不格好
玩具は
一人一つ
違う方が良い
二人一つ
違う方が面白い
2007/07/11 (Wed)
[541] 深
青さ
ひとつ採っても
その深さは…
…果てしなく
捉える事を忘れてしまう
2007/07/11 (Wed)
[540] 小石の後
浮かんで…
…沈んで
とけた波紋
月が醒めた水面の奥
夢が残した
景(ひかり)の後
枯れた泉に小石の足音
2007/07/11 (Wed)
[539] 記憶の影で
水色
白く淡い空に潜む
青い線
綺麗だった
色を探して旅をして
ブラウン
ダークブラウンに
潜む黄色
綺麗なのに
何処か淀んでいた
黒色
滲む白色
と
淡いピンクに
白い雲の薄い影
びっくりした感じ
たまに見かける
可愛らしいモノ達
スッーと
立った姿
通り過ぎた匂い
思わず
探している
覚えてさえもいないのに
2007/07/05 (Thu)
[538] 残り香
ゆらぐ
そしてとけていく
とまってはくれない
すぎてもくれない
足止め
残像
わずかに残った残響
水面に埋もれた君の瞳に
2007/06/27 (Wed)
[537] 追想
水面は月を
月は水面を
見つめている
見つめていた
2007/06/27 (Wed)
[536] 私
私が見つめる
私が見つける
私が触れ
私に触れ
私が望み
私が絶望する
私に絶望する
いまだに足りない
パーツは何処に
2007/06/27 (Wed)
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