空に雲

見上げては

またひとつ

地上を這いずりまわり

空を見上げれば

ひとすじのひかり

空に残した

ひとすじの飛行機雲

仕方ないと…
…想いながら

仕方ないと思っている

私にと
アナタにと
君自身に

裏切りも

偽りも

事実も

真実も

憎しみも

苦しみも

寂しさも

私を許してはくれない

救ってはくれない

此処においで

聞こえないよ

ほら、触れて

抱きしめて

笑ってください

それで

泣いてください

心は汚れている

…言葉にしたら
壊れてしまう…

いるだけでは
意味もなく

応える事に
訳もなく

触れ合うことに
価値もない

…そんな関係だったね…

止まったまま

通り過ぎていく

言葉も想いも

無いものにして

過ごしていく

忘れてしまえるように

忘れていく

うたたね

寝返り

君の匂い

くすぐったい

手の温もり

にやけた横顔

その一つ一つ

当たり前に
なりますように

私は許されたりしない

全て抱えて

死んでも許されない

無いことには出来ない

アナタは私を
救ってくれますか

私には
出来ないことだから

心とは

空白であり
空気であり
言葉でもある

愛とは
肉欲と快楽

運命とは
まだ来ぬ時

後悔はしていない

想ってはいたけど
想ってもいない

これで良かったって
想っている

共に始めよう


アナタは
私に
何を気づかされましたか