夕空の部屋
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[495] 息
花が咲き
草が枯れようとも
生きている
生きることもないのに
生きていた
2007/06/25 (Mon)
[494] しかと
大切だって
思えたから
教えたのに
すぐに
忘れて
しまうんだね
紅茶が冷めるように
時間も立てば
仕方もないけど
もうウンザリです
忘れて
しまえるほど
軽くも無いんだよ
与えた基準
すらも
シカトですか?
2007/06/25 (Mon)
[493] 虚空にて
何事もなく
過ごしています
そう見えるように
過ごしています
今はね
何事もないけど
ずっと前から
どうにか、なっています
普通に見えるのかな?
2007/06/25 (Mon)
[492] 陰声
ずっと
一人で
転がっていて
もっと
一人で
楽しんでいる
誰かの
声が聞こえたら
邪魔で
手と心が
繋がっていたら
幸せで
そんなこと
あるはずもないのに
ただ一人を楽しんでいた
2007/06/25 (Mon)
[491] なつかしめ
懐かしかった
初めてだったのに
解らなかった
おかしいかな
楽しいのかな
そんなことさえも
届かなかった
ここが何処だか
解らなくなってしまった
2007/06/25 (Mon)
[490] 利用
どこも
だれも
見ていない
ただ自らを
眺めている
手の動き
目の先
心の位置
ずっと空白で
あるがまま在れば良い
そのために
違うモノを利用して
2007/06/25 (Mon)
[489] 空高く
空は青い
雲だって白い
高く険しい山声
笑ってくれる
今日泣いた人でも
気が付いてくれる
空さえ見上げれば
ここが何処だかも
…忘れてしまえる…
2007/06/25 (Mon)
[488] 不完全でいいなら
どうでもいい
必要だと言うなら
断らず
必要ないなら
せず
どちらでもいいなら
成り行き任せ
どうでもいいって
たくましい
凄く必要な事
2007/06/25 (Mon)
[487] 無情緒
ずっと
誰かに
語っていない
私は私に
アナタはアナタに
私は私に
アナタを語り
アナタは
アナタに黙り込む
意味なんてなく
必要だとは否めない
2007/06/25 (Mon)
[486] 無
一つの花
二つの花瓶
三つの玄関
一つの花
三つの玄関
二つの出入り口
一つの花瓶
一つの花束
二つの部屋
2007/06/25 (Mon)
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詩人の部屋 -