詩人:夕空 | [投票][編集] |
握った掌には
何も残ってなかった
その目はなにも
写っていなかった
だから持ち歩いた
便利だったから
たまに影に写すと
笑う苦笑
それだけでも美しかった
完璧だった
空っぽ
中は空っぽ
虚空だけがあった
全てを
…何者にもしない空白…
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腐ちて 沈んで
空の青
雲の影
月に空を還して
月は独りきり
私は海の底
揺られた雫に
目を歪めて
ただ
ただ
沈む
今宵は何がみれるかな
私には
届くだろうか
いつか腐ちる
その日まで
君を楽しもう
私はここにいるよ
…光に歪んで…
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言葉より
単純で
私より複雑
それでいて私の事
私には解らない
だけど
私にしか解らない
いつも
そこらへんに
ころがっているのに
私には
見えない
言えない
そんな独り言
本当かは解らない
そんな独り言
笑って
誰も悲しまないから
誰を不幸にしても
いいから
笑っていてください
慈しみを空に浮かべて
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意識したら…
…始まらない
意識したら…
…近付かない
意識して
それでも
近くに来て
意識しなくなって…
…始めて好きになる
私からは進まない
好きでも嫌いでも
私からは近寄らない
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ここには
誰も居ないから
本当の事を
話してあげる
本当の事を
誰も誰も
誰も解らない
色も音も無なくって
無くして過して
たまにチラッと
溜らなくて独り言
つまらない色を
音に奏でて
夢の中へと過して
灰色の夢の中には
何も写らない
鏡だけがそこにあって
とっくの昔に
無くしてました
たまに見る空も
君も影しかなくて
だから愛しく
だから嫌い
だから
誰も要らなくて
…誰も掴めない…
またにね
想うんだ
終わらせたいって
誰も好きにならない
かわりに誰も
嫌いにはなりたくなくて
知らないふり
誰か好きになっても
影だけで
必要はなくて
空は青色
月には雲を
ここには願わない
空っぽなだけの箱を
私は好きには成れない
私はね
救われたいんだけど
やっぱり
誰も
見付けてはくれない
私は私を
救う気はないんだ
そしたら
私は本当に
独りになって
しまう気がするから
誰か居ませんか?
ここでは何も叶わない
たぶんね
これでいいんだと
想ってます
誰も不幸には
したくはないから
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大きな夢
小さな願い
声に出してみて
独り言でもいいから
…空白に一言
風になびかせて…
叶わなくても
咲いて散って
風は優しく
包み込んでくれるよ
いつだって
夢は夢のまま
では、叶わないから
枯れて散って
いずれは
大きな花を
咲かすでしょう
アナタが
願い続けるなら
どんなに小さな夢
でも
アナタを幸せに
してくれますように
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その悲しみは
誰にも
解らない
伝わらない
だけど
アナタになら
救う事が出来る
と、思う
だから
それを忘れないで
アナタは誰よりも
優しくなれるはずだから
アナタを救う事は…
…私には出来ないけど