揺れる

揺れる

夢の夢


船を浮かべて

月に照らされて

夢見て眠れ

揺られて眠れ

月が導いてくれるよ

…君の場所へと…

小さな願いを夢に込めて



夢は覚めなければ

夢には成らない

だから目覚めて

また揺られて

またね

…またここにおいで…

月は何も想わない

月は空に
浮かんでるだけで

月は月のまま

ただ

天空をサマヨウだけ

毎日こうしていたい

雨の音も川の音も

このままでいい

ただ静かに

つないだ…
…てのひら

君の声

うたかたの夢の雫

掬い上げて

僕は魚でいい

何処にも逃げられない

でも　だから　こそ

君を見付けられるように

ずっと　独りでも

それでもいいんだ

ここに君は居るから

空に開いた

空白の瞳

誰の目にも
写らない光だけが

その証

たまに覗かせ

また瞳を閉じて

いつも

制限されている

想像　情報

本当ではない

本当の本当

誰かに

そんな馬鹿げた

瞬間　象徴

いつも僕らは
存在していない

ある場所は空想

直感　イマジネーション

繰り返された偽り

その上に

この夢は続く

心を一つに固めても

ゴチャゴチャになる

バラバラでいいんだよ

君は何処に居るの

私は此処に居るよ

きっと
君にも見付けられると
私は想う

君の居場所

心さえも通り過ぎて

君で良い場所

私はそこに居るよ

何者さえも通り過ぎて

ずっと此処に居るよ

…あなたの影に
潜んでいるよ…

うっすらと

浮かべ笑い

沈んだのは？

…沈めたのは…

届かないモノに

届かなくていい

それは悲しい事だから

いつも空元気

本当に笑った事なんて

覚えていない

ここはそんな場所

私の帰る場所

眠たいのかな

ふかふか　しんしん

ゆられて　おっこちて

ゆらゆら　つらつら

ぼやけて

本当だけが

ハッキリと浮かんで

このままで…
…いたいな

夢におっこちて…
…しまえる前に