夕空の部屋
〜 新着順表示 〜
[265] 僅な時の瞬間に
ほんの一時
この瞬間が
全てだと
そう想った
たった一枚
かけた かけた
欠片
舞い堕ちて失った
そんな一言
空に上がって
雪の雨
この世界を覆い尽して
また冬がやってくる
また春がやってくる
アスファルトを…
…白く焦がして
2006/08/07 (Mon)
[264] 虚
夢のまま
願う夢
空に佇む
月の夢
海に浮かんだ
雨の月
君にも見て欲しい
夢想う
夢の見る夢
唄う月の雫
空にぽつんと
空いた
空の瞳
僕はここに生きるよ
2006/08/07 (Mon)
[263] とけた青色
とけた青色
海の赤
空は夜色
ぽっかりと ころがった
月は銀色
雲にとけて
虹色の瞳
雨に揺られて
朝焼けた雲を焦がして
胸に閉まって
また目を醒まして
空には虹
雨の匂いが清々しくて
2006/08/05 (Sat)
[262] 恋夢
夢の花
夢で咲いた唄の花
蕾の頃から
蕾のままで
あどけなくて
美しい
今 咲いた
月の日差しに
ふわっと停まって
…すっと消えて…
…あの頃のままの
君が好きでした…
2006/07/31 (Mon)
[261] 空笑い
空は回って
雲は佇んで
地上でわ
人達が騒がしくて
海の底では
強い鼓動だけが
響いていて
何処にも
隙間なんてなくて
…ほっんと空笑い…
2006/07/29 (Sat)
[260] からっぽ
少なくなって
頑張って頑張ろう
でも
笑ってない笑えない
空にいる雲が
…からっぽ…
2006/07/29 (Sat)
[259] う〜…ん
文字をなぞっても
解らないよ
貴方には届かない
…唄う声が…
聴こえていますか?
2006/07/29 (Sat)
[258] 見えない
説けて消えて
月の雲
笑って泣いて
空へ唄って
君は何処
僕は何処にも
…行ってないよ…
2006/07/29 (Sat)
[257] 静かに笑って
ほっかりと空いた穴
浮かんだり沈んだり
いつも一人で遊んでた
川と橋の隙間
風が
雑草と虫達と
遊んでるみたいに
…静かに笑って…
2006/07/29 (Sat)
[256] 見下ろしてみては
風の見える木の下
ぽっかりと
ぽつんとある
…小さな穴…
僅かに光が漏れる
そんな場所
風が止まないのに
そこに
ゆったりと舞う枯れ葉
影でも光でも無い
僅かな隙間
驚きと静けさの間
好きな人を…
…思うそんな一時
…私が好きなモノ…
2006/07/30 (Sun)
-
詩人の部屋 -