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夕空の部屋  〜 新着順表示 〜


[255] 朝の声
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音が聞こえた

声が聴こえた

ぽつぽつと

繋ごうと思った

今はただの雑音でも

君は教えてくれたから

君の唄を今でも歌うよ

何処か心の奥底で

いずれは君に届くように

青空にまぎれた薄い月

空に消えた



…あの月の様に…

2006/07/28 (Fri)

[254] カタツムリ
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カタツムリ

かたたたツムリ


旅の後

足袋の後

薄い殼を転がして


のんびり
いそいそ
忙がしく


紫陽花の葉で運動会


短い梅雨の夏の前


皆で静かに楽しく

花を目指してかけっこだ


誰よりも早く
空を目指して




…誰よりも早く…

2006/07/27 (Thu)

[253] カナリア
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唄を
詩を
声を
感情に
君は称えて
僕はさげすんで
笑って
泣いて
喜んで
ちょっとした
楽しみ
遊び
こんなにも必要のない
時間だけが

2006/07/26 (Wed)

[252] 見える影
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何処かの向こう側

誰かの裏側

雲の上の水色


とけた雨露の土の味


風の先の雨

夢の後

映す夢の向こう側


影の後

光よりも先


見掛けるのは

いつも

…ただの模様…



落ちたのは

…何時の事
だったんだろう?…

2006/07/17 (Mon)

[251] 虹月
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虹色の月

雨の影に隠れては

遠くの月

白銀の月


揺れる光は虹

月は泣かない

雲がぼんやり

浮かんで


空と月明かりを

ただ揺らしては

解けて

ぽっかりと

空へと


僕は空を滲まして




泣いた方が楽に…
…成れるだろうね

2006/07/17 (Mon)

[250] 音の響く場所
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とめどない音の流れに

身を委ねては

想い

堕ちて

…空の音…


羽音に身を任せて

高くへと 遠くへと

すれきれた空に
…目も向けずに…


ただ

日の日差しに
何処にも行かずに

空の高さは
変わらないまま

空の高さも
解らないまま



………………………

2006/07/17 (Mon)

[249] 大切な要らないモノ
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あどけなく

すっと

ずぅ〜っと

底にあって

なり響いていて

とけなくて

別のまま

ころころ ころころ

ころがって

1つに成れないよ

だけどね

ずぅ〜っと

一緒のまま

2006/07/01 (Sat)

[248] ままで
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空が

大きな水溜まりに

とけだして

空のまま

海のまま

星が水溜まりに

逃げ出して

おさかなさんに

なって

きょろきょろ

していて

月はぽっかり

眺めていて

上の空

水槽に切りとられても

きっと

このままがいいよね

2006/07/01 (Sat)

[247] 朝日
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鳥の声

虫の羽音

太陽の匂い

ぼやけた月の背中

にぎやかなのに

おだやかな朝

空はすき 通っていて

雲はとけだして

ちょっとまだ…
…眠たくて

頑張ろうかなって

窓の外

空に架った虹の跡

2007/06/21 (Thu)

[246] 夏の始まり
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うっとうしい程に

空は青く

とけだした蝉の声


夏の始まり

雲は白く

夜は明るい

月明かりさえも霞む程に


何もなく空を仰ぎ

…月は雲を閉ざして…

2006/06/29 (Thu)
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