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夕空の部屋


[185] 耳ではずませながら
詩人:夕空 [投票][編集]

ちいさな鳥の歌う

声を耳で

はずませながら

先を進むよ



はしゃいだあの日

こぼれ落ちた言葉を

胸にしまって



日常は退屈でずっと

ここのまま…と

よぎる空白に

空は青くて

君は笑って



もう何処にも無い

日常と呼べる

日々を退屈だと

笑うこともなく

独り道を歩みながら



くちずさむ

心の音

空に刻むよ

たった いっとき

だけでも…と

2006/06/12 (Mon)

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