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夕空の部屋


[319] 空虚
詩人:夕空 [投票][編集]


闇の中
握る手もなく
空を見上げていた

進む道もなく
影を追い掛けて
歩いていた

周りを見渡しながら

気が付いたら
影だらけ
自分が解らなくなってた

空は何処まで行っても
高く同じ色をしている
あの夢のままに
私を見つめている

私は空を睨んで
空を見渡して
また歩いていく

下を向いたまま
…空を追い掛けながら…

2006/11/13 (Mon)

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